株式会社グッド・ジョブ(大阪市北区、小林弘典代表取締役)は、このほどFilmLightのBaselight TWOおよびFLUX Storeの導入を決めたと発表した。
同社は、大阪北区と東京都中野区に編集スタジオを有するポストプロダクションで、今後の4K制作の需要に応えるために、すでに4K/60pの制作にも対応している大阪スタジオの機能を拡充すべくBaselightシステムを導入する。また、ポストプロダクションの領域だけでなく、すでにソニーCineAlta 4KカメラのF65RSとPMW-F55も導入し、4K制作に幅広く対応していく計画である。
本年2月には3日間にわたって設立(1993年)以来はじめてとなる内覧会を開催し、フィルムライト株式会社の協力を得て、Baselightも導入計画の一部として発表した。これは同社のマーケティングの一環として行われたもので、撮影からフィニッシングまでのトータル・ソリューションを提供することによって、テレビはもちろん、映画やその他の作品でも4K制作の需要があるとの確信を得て、今回の導入に踏み切ったものである。
小林氏は「大阪には4Kの需要などない、という意見もあります。しかしながら、実際に様々な方からお話を伺うと、多くの仕事が東京に流れていっているのも事実で、手近にトータルなシステムがあれば、その流れを引き戻すことができると考えました」と話す。「正直なところ、社内にもいろいろな意見があって、導入に関して時間をかけて議論してきました。結論として、われわれは最高のものを提供することを目指そうということになり、スタッフが一致団結して、さらに一歩前進することになりました。」
小林氏はさらに続ける。「Baselightがグレーディングシステムとして最高であるということは世界が認めています。われわれが注目しているのは、素材をコピーするだけで、すぐにリアルタイム再生が可能なパフォーマンスであり、クライアントを待たせない迅速性、求めるイメージをすぐに作り出せる豊富なグレーディング・ツール群です。日本法人ができて、完全なバックアップを受けられるようになったということも導入を決意した要因です。」
本年7月の運用開始を目処に、今後準備を進めていく。